小国スティーブルで働くきっかけを教えて下さい。
五十嵐
叔父が競馬が好きで、その影響で競馬に興味を持ちました。身長が小さかったことから騎手を勧められてその道を目指し、上山競馬場で騎手になりました。当時、上山競馬場の調教師だった小國社長には騎手時代からお世話になっていました。上山競馬場が廃止になる際に声を掛けて頂いて、山形から北海道に移り、小国スティーブルの開場から今まで騎手の経験を生かして、騎乗スタッフとして多くの活躍馬に騎乗してきました。
日頃の仕事で気を付けていることは?
五十嵐
安全第一で馬も人も怪我をしないように常に注意を払っています。また、従業員皆とコミュニケーションを取ることも心掛けています。若い騎乗スタッフも多いので、若い子達に馬乗りが上手になっていく実感を味わってほしいなという思いもあり、自分の経験や知識から教えられることを出来るだけ伝えていくようにしています。馬乗りが楽しいと思えないといい仕事も出来ないと思うので、皆で技術を高めあっていきたいですね。
仕事のやりがいは?
五十嵐
調教で様々なことを教えてきた馬たちがデビューし、レースに出て勝ってくれた時は従業員皆で喜んで盛り上がり、この仕事を頑張ってきて良かったと感じる瞬間です。また、様々な性格の馬がいるので、乗り難しい馬が調教を続けているうちに自分の思うように操作出来るようになったり、乗りやすくなったときは騎乗スタッフとしてやりがいを感じます。
今後の抱負は?
五十嵐
2017年からここ静内田原で調教コース、厩舎を新設し、強い馬づくりをしていく環境が整ったように思います。職場の雰囲気もとても良い状態で仕事が出来ているので、この状況に気を緩めずにもっともっと上を目指していきたいです。やはりこの仕事をしていると1勝することの難しさを感じますが、1頭1頭しっかり調教を行っていき、新馬勝ちはもちろんその先も活躍出来るような馬を育てていきたいです。また、小国スティーブルからいった馬が悪い評価を受けないように、「小国スティーブルから来る馬は乗りやすくて良いよ」「すぐにレースに使えるよ」と、言われるような馬づくりを目指していきたいです。